2009年12月22日火曜日

忘年シュラスコ




12月30日(水)午後から岐阜県人会において忘年シュラスコを行います。

場所:Rua Bueno de Andrade, 446 - Aclimação
電話:6762-2431(川原崎)

開始時間:午後適当な時間から始めています。
会費:ワリカン(安いはず)

参加できる方は、メッセージ下さい。
当日いきなり飛び込み参加も大歓迎。

夜遅くまでやりますから、彼女いないキミ、暇なアナタ、ぜひおいで下さい。
楽しく食って飲んで騒ごうぜ。



大きな地図で見る


(川原崎)

2009年12月8日火曜日

Cozinha Regional Japonesa



書籍の販売を始めました。

タイトルは“Cozinha Regional Japonesa”、日本の郷土料理をポルトガル語で紹介した本です。
著者は在ブラジルの料理研究家、康本静子さん。
価格は100レアル。
ご注文は弊社まで(電話(11)3277-4121またはメールed.kojiro@gmail.com)。

弊社Editora Kojiroが発行元・販売元となっています。
ブラジル人に日本の各地方の料理を紹介するのに最適です。

12月1日に日本ブラジル文化協会で出版記念パーティが行われました。

写真は本書および本書を紹介する新聞記事です。

(川原崎)

2009年11月17日火曜日

サンパウロC級グルメ探訪


サンパウロ街角スケッチ(下)

ヴィラ・ダス・メルセス地区の三角広場の頂点にあたる場所を陣取るのは串焼肉の屋台である。この店の客層は多様である。スマートなリッターカーで買い付けに来る若いアベックもいれば、化石になりかけているフォルクスワーゲンの中に妻と子を待たせて串焼肉を注文している中年の紳士、気さくに話しかけてくる太った年金生活者、がっちりした体躯に鉤鼻のいかつい顔をした初老の男とその妻らしき艶美な赤毛の女性および鉤鼻男の娘とみられる金髪嬢で、女性同士の歳が近いことから妻は後妻と推測できる三人家族など、さまざまである。

これらの客の注文にむっつりした表情で、必要なこと以外は一切口をきかず、黙々と串焼肉を焼いているのが50代後半とおぼしきずんぐりとしたオヤジである。平均的な串焼き屋台が持つコンロの倍はあろうかという大きなコンロには炭が赤黒くおこり、並べられた串焼肉から煙がもうもうと出るが、屋台上部には集煙構造の屋根が取り付けられ、大筒の煙突から白い煙が立ち昇っている。オヤジは蒸気機関車の釜に燃料をくべる火夫のようにせっせと肉を並べ、串を返し、客に渡し、また肉を並べる。

鶏肉はあるかと聞くと、ぶっきらぼうに「ある」と答える。いくらだと聞くと、そっけない表情で「2.50」とだけ言う。ふと網の上の串肉に目をやると、アラブ料理がオリジナルであろう、カフタという、挽肉をきりたんぽのように串に丸く巻きつけたものがある。ブラジルにはレバノン系をはじめとするアラブからの移民が多く、アラブ料理はブラジルの食文化に浸透している。私は注文を変更し、それを頼んだ。

本場のアラブ料理ほどスパイスの効いたものではないが、胡椒がほんのりピリリと効いて、塩味基調でぼんやりした味が多いブラジル料理のなかでは異彩を放っている。好みで振りかける唐辛子ソースは数種類が揃えられ、辛味の強弱が選べる。

大型コンロにずらりと串肉を並べ、忙しそうに焼いているオヤジをはた目に、芒洋とした面持ちで私は串肉をかじり、ペットボトルのワインを口に含み嚥下する。木立に覆われた小さな広場は喧騒とも静寂ともつかぬ、我々が日常うごめく下界からほんの少し浮き上がったような趣である。酒が頭の中を回遊する際、時おりこぼれる印象の断片を拾い出してはメモに取るのが私のいつもの習慣である。何かの用事でオヤジが私の傍らを通り過ぎたが、その際ボソリと「後で話そう」とつぶやいた。

不審に思いつつ、彼の手が休まる頃合いを見計らって声を掛けると、彼はメモを取る私の挙動を不思議に思い、興味を持ったとのことだった。いったん話し始めると、オヤジは饒舌になった。彼の名はガブリエルといい、隣州のミナスジェライス出身で、この場所で25年間にわたり肉を焼いている。昼は自動車修理工として働いているというから、朝から晩まで働きづめだ。見たところ串肉はたいそう売れているようなので、そんなに働いて金を稼いでどうするのだと聞くと、全ては家族のためだと言う。そばには父の仕事を手伝う12,3歳の息子がいた。

息子に幾つかありきたりの質問をすると、彼は半ば醒めた表情を崩さずに、はっきりとした口調で答える。なかなか聡明そうだ。息子を見守る親父の目は温かく、彼を誇りに思っているのが分かる。私がガブリエルに、息子を大学に進ませたいのかと聞くと、そのように進んでくれればいいのだがと言いつつも、先ほどまでの仏頂面とはまるきり別人のような笑顔を見せた。彼の背後で、息子は忙しそうにコンロの前で立ち回っており、銀色に光る屋台の煙突からは太い煙が力強く昇り続けている。

場所 Vila das Mercês
Rua Nossa Senhora das Mercês

2009年10月26日月曜日

サンパウロC級グルメ探訪


サンパウロ街角スケッチ(上)

サンパウロ市の南部、サンパウロ動物園の北のあたりに、ヴィラ・ダス・メルセスという地区がある。坂道が続くバス通りを上り切ると、道路に囲まれた三角状の小さな広場があり、そこには交番、石造りのベンチが数基、深緑の葉を長い枝いっぱいに茂らせた数本の常緑樹と灌木、雑誌類を売るキオスク、そして道路に並ぶ4軒の露店、それが広場にある全てに見える。

4軒の露店はそれぞれシューロス(筒状のドーナッツのような揚物で穴の中にチョコなどを流し込んだお菓子)、タピオカ、ホットドッグ、串焼肉の店である。

タピオカ屋を見ると、この稼業には珍しく白人系の若者がやっている。物言いが至極丁寧で、マニュアル的に扱い品目を述べる様子は日本のハンバーガーチェーン店の如くであるが、表情は柔和で、眼差しに真心がこもっており、返事は「シン・セニョール」と、日本語で言えばさしずめ「かしこまりました」というニュアンスだろう。仕事に対する真摯な態度に、やがては自分の店舗を構えてみせるという彼の矜持を感じる。

小型車後部の小さなトランクルームに積んだコンロでフライパンを熱し、中に顆粒状のタピオカを敷き詰め、具を乗せて温めたのち、オムレツのように閉じてでき上がりである。具財は大きく分けて甘味と塩味に分かれ、それぞれ多くの種類がある。

私はチーズと七面鳥の胸肉のタピオカを注文した。値段は2レアル(約100円)。思った以上に具が詰まっている。七面鳥の肉は他の具財よりも値段が張るはずなのに、気前の良いことである。ペットボトルに詰めた持参の赤ワインをグビリと呑む。タピオカのモチモチした食感が酒に合うかは微妙なところだが、チーズと七面鳥の味わいは赤ワインにぴったりである。

若者に話しかけてみた。将来は店を持ちたいと思っているのかと尋ねると、「それが私の目標だ」と、きっぱりと言った。この仕事を始めてまだ5ヶ月という。前の仕事は公立病院の病院食を作っていたが、管理職連中の不正が発覚し、大幅な粛正が行なわれた際、職を失ったらしい。自身には全く罪のない事で巻き添えを食ってしまった彼の憤りは、「この国は第三世界だ、そう思わないか。みんな金をくすねることしか考えていない!」と、私のような他国人に対してはけ口を求めた時、愛する母国を貶めることで、いわば自虐的にならざるを得ないのだろう。当惑しながら、この国はゆっくりとだが良くなっていると慰めると、彼は若干救われたかのように、「良くなっているな」と私の言葉を引き取った。

となりのホットドッグ屋には客が付かない。値段は1.5レアル(約80円)と世間一般と比べて安いにもかかわらずである。それもそのはず、背の低い老母とあごひげの濃い息子がやっているのだが、息子は焼酎をあおりながらの仕事であり、すでに足元も怪しくなっている。母親はもはや諦めているのか、息子の酒を止める気配はなく、ただはらはらと息子の仕事を見守っている。

ひとりの客がホットドッグを注文したが、息子はソーセージをつまむトングをドラムスティック代わりに屋台を叩き、酔っ払い丸出しの調子でホットドッグを作るのだからたまらない。釜のふたを取ると湯気とともにトマトと肉のかぐわしい匂いが立ち込め、胃袋をくすぐるのであるが、これでは誰も注文したいとは思わないだろう。

愛想を尽かすような振る舞いの息子であるが、それでもブラジルの親子の情は厚い。母親は息子の腰をさすり、頬を撫で、タバコを回し飲みしながら話しに興じている。客が寄り付かないことなどお構いなしの風である。

会話が続くうちに、突然母と子はひしと抱き合い、息子の目から涙が流れた。いったい彼等は何を話していたのだろうか。この親子の間でこれまでに何があったのだろうか。これから先、この母子はどうなるのだろうか。1千百万人が暮らす大都会サンパウロのひとりひとりに喜怒哀楽の人生ドラマが繰り広げられる。

2009年9月1日火曜日

音楽イベントの日程変更(2)

9月3日(木)に予定されていました青木カナ&デニス・マルチーノのコンサートは、9月4日(金)に変更になりました。

音楽イベントの日程変更(1)

毎週水曜日に行っている音楽イベントLiberdade nas Bocas(ミュージシャンが自作曲を発表するイベント)は、今月から火曜日に行います。
つまり、本日9月1日からです。

(川原崎)

2009年8月6日木曜日

Pindorama 8月号発行!!


ピドラーマ2009年8月号、予定どおり8月5日に発行しました。
内容は下記のとおりです。

配布ポイントで入手いただくか、安価で定期購読も受け付けていますので、お申し込み下さい。
メールed.kojiro@gmail.com まで。

<月刊ピドラーマ2009年8月号の内容>

Pindorama 8月号が発行されました。

リオデジャネイロの新名所・ラパ 文・写真 =肥田 哲也
風雅なタイルが美しい町 サン・ルイス 文・写真 =青木 遼
新連載 クラッキ列伝 文 =下薗 昌己
ブラジル点描 写真・文=仁尾 帯刀
移民 移民の肖像 写真・文=松本 浩治
ニュース ブラジル面白ニュース 文=門脇 さおり
移民 各国移民レポートイタリア編 文=おおうらともこり
文化 ブラジル版 百人一語 文=岸和田 仁
音楽 新・一枚のブラジル音楽  文=臼田 道成
PINDORAMAグルメ情報Ⅰ
ブラジルのお盆 文=泉原 秀
料理 手軽にご馳走 文=高山 儀子
ブラジル・ファッション・スナップ 文=東 リカ
PINDORAMAグルメ情報Ⅱ
社会 ブラジルの契約 文=美代 賢志
サッカー リベルタ杯総括  文=下薗 昌記
医療 開業医のひとりごと 文=秋山 一誠
イベント情報
読者のページ
ショッピングピンドラーマ
メトロ路線図
第7回ブラジルYOSAKOIソーラン
医院紹介 フェルチクリン

(布施)

2009年7月5日日曜日

7月9日(木)青木カナ&Denis Martion


イベントのご案内です。

今週は通常どおり水曜日(作曲家たちの会合)と金曜日(ボサノヴァ)の営業を行いますが、それ以外に7月9日(木)に特別公演を行います。

ブラジルで活躍するミュージシャン青木カナさんがリオのギタリスト、デニス・マルチーノを迎えて、ブラジルのクラシック音楽からボサノヴァ、MPB、さらには青木カナさんオリジナル曲まで、盛りだくさんの内容で演奏します。

出演:
青木カナ http://www.myspace.com/kanadobrasil
Denis Martino

日時:7月9日(木)祝日、19時オープン、21時開演

場所:Rua Tomaz Gonzaga, 36 - 2階 - Liberdade
(Karaoke Box Porque Sim 2)

ご予約・お問い合わせ:3277-4121(『ピンドラーマ』のコジロー出版)
(当日のオープン後は3207-6206)
または、6762-2431(川原崎)

チャージ:15レアル
ビール:3レアルから

※和食レストランPorque Simの食事をご注文いただけます。

よろしくお願いします。

2009年7月2日木曜日

イベント 7月3日(金) Adlolar Marin


イベントのご案内です。

明日、7月3日(金)、毎週恒例のライブイベントです。
今回はAdolar Marinが来て、ボサノヴァやMPBの名曲および自身のオリジナル曲を歌ってくれことになりました。

出演:Adolar Marin (MySpace)
http://www.myspace.com/adolarmarin

日時:
7月3日(金)
19時開場。
20時、22時、興が乗れば0時ごろもう1ステージ。

場所:
Rua Tomaz Gonzaga, 36 - Piso Superior(2階のこと)
Liberdade - Sao Paulo - Brasil
(カラオケボックス・ポルケシン2号店)

ミュージック・チャージ 10レアル
缶ビール 3~3,50レアル
和食レストラン・ポルケシンの食事が注文できます。

ご予約・お問い合わせはミクシィで私にメッセージを下さるか、ed.kojiro@gmail.comまで。
電話は3277-4121、なお当日の19時以降は、3207-6206です。

Adolar Marinの曲をいくつかご紹介します。






(川原崎)

2009年6月9日火曜日

私たち月刊「ピンドラーマ」のコジロー出版と、カラオケボックス・ポルケシン共催で、リベルダーデのポルケシン2号店(レストラン燦の2階)でブラジル音楽のライブイベントを行います。
リベルダーデにはカラオケはあるけどライブハウスがないので、やってみようではないかということで始めることにしました。

Rua Tomas Gonzaga, 36 - piso superior - Liberdade

大きな地図で見る

毎週水曜日19時からは、いろいろなミュージシャンが集まって自作の曲を発表するというイベント。
タイトルは「LIBERDADE nas bocas」。
6月10日(水)スタート。
チャージ5レアル、ビール(缶)は水曜特価で2レアルです。

また、毎週金曜日は同じく19時からボサノヴァのライブを行います。
タイトルは「BECO da BOSSA」。
6月12日スタート。
ブラジルで活躍中の青木カナさんがレギュラーで、毎週ゲストを呼んでボサノヴァを演奏するという企画です。
今やブラジルではボサノヴァと銘打った店は死滅状態ですので、日本人の好きなボサノヴァをブラジルで復興させようと(大げさか?)目論んでいます。
チャージ10レアル、ビ-ルは通常価格3レアルです。

みなさんのご来場をお待ちしています。

よろしくお願いします。


(川原崎)

2009年6月2日火曜日

praça do samba報告


行って参りました、「PRAÇA DO SAMBA」!


私が着いたのは15:30頃。まだ人はそんなに多くはないけれど、人だかりが出来ていて


なんだか音が聞こえてくる。


タクシーを急いで降り、私も友人たちと「おぉ、サンバだ!」とニヤニヤしながら


rodaに近付く。が、受けた印象は


「あれっ、サンバ?」


・・・サンバはサンバなのだけれど、なんだか雰囲気が違う。


さらに、不思議なのが、しばらく聴いていても知っている曲が出て来ない。


日本で曲がりなりにもブラジル音楽はかじっていたので、サンバはそれなりに


知っているつもりだったのに??



そうか、これがサンパウロのサンバなのか・・・


サンパウロのサンバ、というのは、やっぱりこの街に似ていろんなものが混ざっている。


お馴染みの楽器に加えて、スネアやコンガ(?)があり、曲調もノルデスチの雰囲気


なんかも感じられる。


一緒に歌える曲があった方が面白かっただろうから残念、という気持ちはないわけではないけど、


新しいモノに出会ったワクワクってやっぱり良いもの。


平たいまとめだけれど「うーん、サンバ奥深し」という感じ。


ボーカルは複数人数が代わる代わる担当していて、


中にはあんまりうまくない人もいたり(ゴメンナサイ)、なんだか適当に踊ってる人もいたり


みんなそれぞれ好きに楽しんでるこのゆるい感じ、この雰囲気もまたいいなぁ…。


そんなこんなで私もぼんやりサンバを楽しんで、気付けば、


途中の雨にも関わらず(屋根があるので問題ナシ)、praçaは超満員でした。


なにか音楽に触れたくても、ライブは高いし生演奏のBarも行きにくいし


と思っていた私には、気軽に気楽に音楽に触れられるのが素直に嬉しかった。


それになにより、屋外の開放的な雰囲気の中でcerveja片手にサンバの世界に浸れるのは最高!


18:30頃に早々帰ってしまったのだけれど、その後はマラカトゥなんかのグループも


演奏をしていたそうで。次回はこっちも参加したいと思います。


(ぴろせ)

2009年6月1日月曜日

サンパウロC級グルメ探訪


カイエイラスのビール

この連載の第1回目で取り上げたフランコ・ダ・ホッシャに隣接してカイエイラスという町がある。サンパウロ中心部より北に24キロ、緑の多い小さな町だ。

サンパウロから同地までは、鉄道を利用することができる。日本では昭和の頃まで活躍したが、今では存在が稀となった吊り掛け駆動の電車がこちらでは健在で、低い、唸るような釣り掛けモーターの音を轟かせ、サンパウロの商工業地帯から住宅地域にかけて快走する。

やがて勾配にさしかかり、景色は森林の濃緑に一変する。山間にへばりつくようにひしめくファベーラが出現し、丘陵に散在する集落を縫うように電車は走る。車内は混血、黒人系が多くを占め、大きな買物袋を抱えた夫婦や親子らがおしゃべりしている。菓子や飲料、文具などを携えた物売りが大きな声を張り上げ、行き来する。

カイエイラスへ向かう鉄道には、変化に富む車窓に加え、かつての日本に見られた人々の生活臭が感じられる空間があり、ささやかながら旅気分を味わえる。

カイエイラス駅から丘陵伝いに歩くこと40分、ひときわ高く盛り上がった丘の上に小さなロータリーがあり、バスの終着地となっている。周辺には4,5階建ての簡素な団地が十数棟建っている。サンパウロ市の住宅政策にシンガプーラ・プロジェクト(Projeto Cingapura)と呼ばれる、ファベーラの低層住宅を撤去後に集合住宅を建設し、生活インフラや公共施設を整備した居住環境改善プロジェクトがある。シンガポールの政策に範をとったことからこの名がつく。

つまり、ノバ・エーラと呼ばれるこのあたりはかつてのファベーラであり、一部の区域には未だにファベーラが残っている。

ロータリーの周囲には数軒の小屋が並んでいる。ハンバーガー屋、サウガード(肉類を詰めた揚げ物)屋とともに小さなスタンドバーがある。店には飲み物のほかに何も置いていない。オズマールとテレジーニャという中年夫婦が店をやっている。

ビールを一本注文し、小屋に隣接する石造りのテーブル席に腰かけ、コップに注いだビールを呑む。坂道を汗水流して登り切った後のビールはとても美味い。この席からの眺望は素晴らしく、眼下にはこんもり茂る森林と、緑にうずまるように点在する集落、そしてゆるやかな段々となって視界の彼方まで連なる丘陵が一望できる。

何度かこの場所を訪れるうち、住民達と顔見知りになった。サッカーの試合がある日などは、彼等は備え付けの小さなテレビにかじりついてひいきチームを応援する。例外はあるが、サンパウロの低・中所得者層のひいきはやはりコリンチャンスだ。

私は別にコリンチャンスのファンではなかったが、一緒に応援する方が面白いと思い、コリンチアーノ(コリンチャンスのファン)のふりをしていたが、必死というか、一種常軌を逸するほどの熱狂的声援を送る連中に感化されて、いつしかこのチームが好きになっていった。

今年の4月、サンパウロ選手権の決勝戦の時にもノバ・エーラを訪れた。スタンドバーのテレビに集まる連中は全てコリンチアーノだ。

相手陣内のゴール際で互いの選手が交錯し、コリンチャンスにペナルティキックが与えられる。コリンチャンスの選手が冷静にゴールを決める。誰彼となく互いに抱き合ってゴールを喜ぶ私達。やがて試合が終了し、コリンチャンスの優勝が決まる。集まった10人ほどの連中は思い思いに雄叫びを上げて喜びを表現し、そして応援歌を歌い始める。1曲、2曲、3曲と応援歌は続く。私も歌を知らぬなりに調子を合わせて、喜びのおすそ分けをいただく。皆のコップにビールが注がれ、乾杯の掛け声とともに、薄い黄金色に輝く液体を全員が美味そうに喉に流し込んだ。



山の中。すでに陽は沈み、大地に接する空が茜色の輪郭をぼんやりとなぞり、上空の月が細い山径を照らすほかは周囲の木々は黒い陰となっている。暗い、人通りの絶えた径をひとり下る。

ふと立ち止まり、暮れなずむ山々を見渡す。遠い山腹に人家の明かりがきらめいている。心に沁みる静謐の情景。月明かりにうっすらと浮かび上がる径をふたたび歩き始める。フランコ・ダ・ホッシャへとその径は続く。

Nova Era, Caieiras
ビール Nova Schin ボトル 2.5レアル

カイエイラス駅からノバ・エーラ行のバスも出ている。但し治安面には十分注意のこと。
(まがみ隆一)

2009年5月28日木曜日

PRAÇA DO SAMBA


来る5月31日(日)15時から「PRAÇA DO SAMBA」という名前のイベントでRoda de Sambaが行われます。
イベントの参加は無料。
サンパウロの伝統のサンバを守ろうというのが主旨で、非常に心地よいサンバです。
20時まで行われ、夜は見ている人も参加できるとのこと(前回見に行ったときは夜までいなかったので・・・)。

サンバの始まる前、13時半か14時ごろから黒人のおばちゃんたちが作るフェイジョアーダが食べられます。
こちらは15レアルか20レアル。
前行ったとき食べたけど、美味かった。

これは、Kolombolo diá Piratiningaというグループが始めたイベントで、毎月最後の日曜日に行われています。
場所は
PRAÇA APENDIZ DAS LETRAS
Rua Belmiro Braga, s/nº, Pinheiros



今回ここに書いた理由は、もし行ってみたいと言う人がいたらお連れしようと思ったからです。
一緒に行ってみたいという方は、私にメッセージ下さい(kawarazaki@gmail.com)。
集合場所は地下鉄CLINICAS駅の改札(ひとつしかない)、時間は13時半とします。
そこからはタクシーに乗り合わせて、おそらく10分もかからないでしょう。
現地でフェイジョアーダを食べて、サンバを聞くという流れです。

(川原崎)

2009年5月22日金曜日

CLUBE CAIUBI

今週の月曜日(5月18日)、サンパウロで活動中のミュージシャン青木カナさんに連れられて、移転後のライブイハウスVillaggio Cafe(ヴィラッジオ・カフェ)へ行って来た。
http://www.villaggio.com.br/Home.php
毎週月曜日はこの店の旧名Clube Caiubi(クルベ・カユビ)という名前を使って、様々なミュージシャンたちの新曲発表の場となっている。
そこでカナさんに紹介されたのがTAVITO(タヴィト)というじいさん。
すごい有名な人なんだよ、と言うのだが僕は知らず、へえ、そう、という感じで知らん顔していた。
ところがこのじいさんホントにすごい!
カナさんの旦那Leo Nogueira(レオ・ノゲイラ)が作詞したという曲(タイトル忘れた)がすごくいい曲でまずビックリ。
その後にやったのがRua Ramalhete(ルア・ラマリェッテ)という曲で、あれ?この曲聴いたことあるぞ?というくらい誰でも知っている1980年ころの大ヒット曲。

さらにElis Reginaが歌った有名なCasa no Campoの作曲者でもあるということ。

そうか、そりゃすげえや、ということでやっと納得。
しかし、このじいさん、声はガラガラ声だし、歌は下手だし、ギターも下手。
でも、こういっちゃ悪いが、曲の構成といい、クライマックスの作り方といい、ほかの連中と比べてひとつもふたつも飛びぬけて上を行っているんだなあ。

というわけでいい勉強になりました。
この催しを真似して、東洋人街Liberdade(リベルダーデ)にも音楽を、ということでやります。
来週詳細をご案内しますので、乞うご期待!

青木カナさんのMySpace http://www.myspace.com/kanadobrasil
レオ・ノゲイラさんのMySpace http://www.myspace.com/leonogueira
ピンドラーマのブログ http://revistapindorama.blogspot.com/

2009年5月14日木曜日

Zé Maria e Ala de compositores


今週の金曜日(5月15日)22時からサンバがあります。

場所:Centro Cultural Rio Verde - Rua Belmiro Braga, 119 - Vila Madalena

出演:Zé Maria e Ala de compositores

http://www.myspace.com/kolombolo

料金:10レアル

ポスターの日付、年を間違えて2008年になってますね。


(川原崎)

2009年5月8日金曜日

ピンドラーマ2009年5月号発行


ピドラーマ2009年5月号、予定どおり5月5日に発行しました。
内容は下記のとおりです。

配布ポイントで入手いただくか、安価で定期購読も受け付けていますので、お申し込み下さい。
メールed.kojiro@gmail.com まで。

表紙は毎月最終日曜日にピニェイロスのRua Belmiro Bragaで行われるRoda de Sambaの模様です。
フェイジョアーダも食べられます。
今度(5月31日)、希望者を募って一緒に行こうと思っています。
興味のある方はご連絡下さい。

<月刊ピドラーマ2009年5月号の内容>

聖体祭・イトゥーの町 文 =青木 遼

サンパウロ・レイル・ウェイの話 文 =おおうら ともこ

(新連載)大湿原のモノローグ・パンタナルの独白 文 =大橋 一平

(新連載)開業医のひとりごと 文 =秋山 一誠

ブラジル点描  写真・文=仁尾 帯刀
移民の肖像 写真・文=松本 浩治
ポルトガル語ワンポイントレッスン  文=Profa TATY
摩訶不思議なブラジル経済 文=加山 雄二郎
変遷する?ブラジル人の名前 文=美代 賢志
ブラジル文学周遊 文=中田 みちよ
新・一枚のブラジル音楽 文=臼田 道成
ブラジルの鉄人 ダニエル・ヤスマサ・タカハシ氏
PINDORAMAグルメ情報Ⅰ
PINDORAMAグルメ情報Ⅱ
レストラン紹介 焼き鳥屋
料理 手軽にご馳走 文=高山 儀子
フルーツ王国ブラジル 文=おおうら ともこ
ブラジル面白ニュース 文=門脇 さおり
サッカー 文=下薗 昌記
ブラジルで活躍する日本人 ブラスタック代表 竹本 泰二氏
イベント情報 コンサート/展覧会/映画
読者のページ
ショッピングピンドラーマ
メトロ路線図
医院紹介フェルチクリン
レストラン紹介 浜長

(川原崎)

2009年5月7日木曜日

VIRADA CULTURAL 報告

書くのが遅くなってしまったが、5月3日(日)VIRADA CULTURALのイベントのひとつ、NAÇÃO ZUMBIのショーをPRAÇA DA REPÚBLICAへ観に行って来た、というか、聞きに行って来た。
12時から1時までぴったり1時間だけやった。
写真のとおり、すごい人出でバンドの姿がほんの豆粒のように見える角度を確保するのがやっと。
無理してグリグリ人ごみの中に入って行く気はしなかったので。
それはともかく、相変わらずNAÇÃO ZUMBIはすごいサウンドを出していた。
NAÇÃO ZUMBIをご存じない方は、下記のサイトを参照してほしい。
www.myspace.com/nacaozumbi
www.nacaozumbi.com.br

しかし気になったのは路上のごみだ(写真)。
ごみを捨てるところが少ないこともあるが、やっぱ行儀悪い連中が多いってことかな。情けない。

この日はサッカーのサンパウロ州選手権決勝コリンチアンス対サントスが4時からあったので、NAÇÃO ZUMBIだけ観て家へ帰った。
同じ日に重要なイベントが重なると忙しい。

(川原崎)

2009年5月1日金曜日

Virada Cultural


明日の午後6時過ぎから24時間ぶっ通しで毎年恒例のVIRADA CULTURALが行わる。
音楽、演劇、映画、美術、写真、多数の会場に多数のアーティストと作品が集結する。
あまりに多すぎてどこへ行こうか迷ってしまう。
有名どころを列挙すると、
5/2 21hs Egberto Gismonti (Teatro Municipal)
5/3 03hs Chico Cesar (Teatro Municipal)
5/3 12hs Zeca Baleiro (Av. Sao Joao)
5/3 12hs Fafa de Belem (Teatro Municipal)
5/3 12hs Nacao Zumbi (Pca. da Repubulica)
5/3 18hs Maria Rita (Av. Sao Joao)
5/3 18hs Beto Guedes (Teatro Municipal)
まるで同時多発テロ状態。
とりあえずNacao Zumbiだけは外さず行ってみよう。
ほかにも様々な会場でサンバあり、ロックあり、クラシックあり、ジャズあり。
このURLに全イベントが出ている。
http://viradacultural.org/programacao

http://revistapindorama.blogspot.com/

2009年4月28日火曜日

Melona事件

つい最近、Paulista通りの近くでMelonaを食べながらバスを待っていると日本では体験できない事件が起こった!!!!ホームレスの女の集団が何も言わずに私のMelonaを盗ろうとした。食べかけのアイスクリームです。びっくりしてバスを待っている人達の輪に入って助かったけれど、あまりのショックにぴろせと私は呆然としてしまった。こっちではお金や食べ物がほしいと尋ねられることはよくあるけれども何も言われずに急に手が伸びてきたのは初めてだった。ブラジルに限らずですが、世界には色んな人がいるんだな~と思った今日この頃です。
(みなみ)

MPB ao vivo no Karaoke Box PorqueSim

来る4月30日(木)、カラオケボックス・ポルケシン2号店でMPBのライブを開催します。
出演者はカカウ・アンドラーデCacau Andrade(ボーカル&ドラム)その他2名(ギターとベース)。
サンバ、ボサノヴァ、MPBの名曲の数々を演奏する予定。
チャージ10レアル、飲み物別。

ところ:
Karaoke Box Porque Sim 2
Rua Tomaz Gonzaga, 36 (レストランの横の階段を2階へあがる)

でんわ:
011-3277-1557

ライブ日時 
2009年4月30日(木)
第1回目:21hs
第2回目:22hs

皆さんのご来場をお待ちしています。

Cacau Andrade
011-8546-6197
jaircacau@yahoo.com.br


(川原崎)

2009年4月23日木曜日

MPB no AoVivoMusic

一昨日(4月21日)はチラデンテスの祝日。
トレンディ旅行社(http://www.trendy.com.br)の関根さんからお声がかかり、日本から旅行で来ているボサノヴァ演奏家のPinho Canhotoさん(正体は上場企業の部長さん)をライブハウスへ案内することに。
火曜日のうえに休みときては、なかなか店が見つからない。
それもボサノヴァなんてブラジルでは死語みたいなもの。
仕方なくMPBの店を何軒か見繕って、まずは夕食。
ピザをご希望とのことなので、サンパウロで最も有名な店のひとつマルゲリータMargheritaへ。
http://www.margherita.com.br/
大判一枚をMargherita+Portughese+Stromboliの3種で3等分したものを注文。
大人3人で十分満腹できる大きさ。
腹を満たした後は音楽。
事前にMySpaceで聞いて、なかなかいいじゃん、と思ったミュージシャンLuiz Muráが出るAoVivoMusicへ。
http://www.myspace.com/luizmura
http://www.aovivomusic.com.br/
このミュージシャン全然知らなかったが、結構正統派のMPBでなかなかよかった。
日本人の血が入っているような顔をしているので後から調べてみると本名はLuiz Murakami、リオ生まれらしい。
やっぱりメスチーソだったんだ。
後日SESCでもやるみたいだから、結構まともな評価を受けているみたい。
特に“Juquehy”という曲はいい曲です。
ブラジルって本当に無名でも素晴らしいミュージシャンがたくさんいる。

話は変わって、Pinho Canhotoさんは臼田こと知ってた。
NHKに出ていたのを観たと言う。
ボサノヴァっていうとボサノヴァのファンは皆観るんですね。
というわけで、臼田のCD、ピンドラーマ編集部でも売っています(R$35,00)ので、皆様よろしく。
日本の方は下記(アマゾン)から購入下さい。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB-%E8%87%BC%E7%94%B0%E9%81%93%E6%88%90/dp/B001QTMS72

(川原崎)

2009年4月9日木曜日

サンパウロC級グルメ探訪


セントロの生演奏とカシャーサ

リオに住んでいた頃、街には常に音楽があったことを思い出す。

コパカバーナの薄汚れたバール群のなかには、客に混じって一組の楽器をかき鳴らす連中がいて、彼等はたいてい黒人で、息もぴたりとサンバを歌い、数曲演奏した後に周囲の酔客からカンパを要請する、そんな光景があった。

イパネマ海岸の遊歩道ではギターの調べがキオスクのスタンドバーにあり、湖のほとりではバーレストランからボサノバが流れる。音楽はもちろん生演奏で、私はブラジル人の生活は音楽とともにあることに何の疑いも持っていなかった。

だが、サンパウロに移り住んで、日本と同じく音楽不在の空間があることを知った。
サンパウロにも音はある。だが、それはステレオを通じた電気音で、血の通った人間の奏でる音楽ではなかった。

私は生演奏がある場所を探すため、リオでそうしていたように街をやみくもに歩いた。ところがサンパウロの街は四方に茫洋と広がり、とりとめなく歩いても何の発見のない日々が続いた。

それでも歩いた甲斐があった。セントロのセ・公園に近接する商業地区に、周囲をロココ風のクラシカルな高層建築物に囲まれた一角より、心浮き立つ打楽器のリズムが聞こえてくる。街路に広く張り出したテーブルを人々が埋めているのは、みな音楽を聴きに来たからに他ならない。

バンドが奏でるサンバのリズムは快調だ。楽器の演奏も息が合っている。だが、歌う声が調子外れだ。サンパウロ市1100万人の住人がいるのだから、もう少しましな歌声の連中を探すことができなかったのだろうか。

ウェイター(ガルソン)達は路上にびっしりと並ぶテーブルの海をかいがいしく立ち回っている。サンパウロでもっとも働き者の従業員に数えられそうだ。ひとりの小柄なウェイトレス(ガルソネッチ)は、眉毛を立てて真剣な表情を崩さぬままハチドリのようにテーブルからテーブルへと飛び回るが、厨房まで確かめざるを得ないような面倒な注文も厭わず足を運んでくれる。望む品があるとほのかに表情を緩め、親指を立ててOKの仕草をする。こちらもほのかに幸せな気分になる。

この店の特長はカシャーサの種類が豊富なことだ。カシャーサとはサトウキビから作られる蒸留酒でアルコール度は38度以上、上等なものになるとさらに高くなる。ブラジルを代表するカクテル、カイピリーニャのベースとして知られるが、質の良いカシャーサはストレートで呑むのも、冷凍庫で液体がトロトロになるまで冷やして呑むのも美味しい。この店では78種類のカシャーサがメニューに記載されている。

ガルソネッチにカシャーサを頼むと、彼女は小さなショットグラスとカシャーサのボトルを持ってきて、目の前で注ぐ。最初はグラスの底を濡らす程度に入れる。それを一気に呑み干すと、続いてグラスに溢れんばかりになみなみと注ぐ。とはいえグラスはせいぜい30~40cc位なので、宝石を愛でるようにゆっくりと味わう。

カシャーサの多様性には驚かされる。透明なもの、琥珀色なもの、緑がかったもの、樽の香りがするもの、甘い香りがするもの、青草のような香りがするもの、舌を刺すような刺激があるもの、さっぱりと呑みやすいもの、コクを感じるもの等々、良いカシャーサにはそれぞれ個性がある。日本にはあまり知られていないカシャーサだが、これこそブラジルが世界に誇ることのできる特産品だと思う。

3杯、4杯と杯を重ねるうちに、音痴で耳障りなヴォーカルがそよ風のように気にならなくなった。周囲も私の酔いに呼応したかのように、あちらこちらで男女が立ち上がりダンスを始める。

ドラムの破壊的な打音が規則正しいリズムで脳内に響き渡り、人々を陶酔にいざなう。私の目の前で立ち上がった白人の娘はサンダルを脱ぎ捨て、ウサギのようにお尻を振って踊り浮かれる。羽を生やしたニンフのような軽やかなステップ。サンパウロにも音楽とともに生まれ育った人々がいる。

Cachaçaria do Rancho
Rua José Bonifácio 23, Centro

カシャーサ 2.5レアルから7レアル(ワンショット)

演奏 18:00 より 22:00まで(演奏者によって時間の変動あり)
サンバ 月、火、木、土
セルタネージョ 水、金
日曜休み

2009年4月3日金曜日

ピンドラーマ2009年4月号発行!


ピンドラーマ2009年4月号、予定どおり4月3日に発行されました。

週明けから配布ポイントへ配達します。

定期購読も受け付けています。


ピンドラーマ2009年4月号は、4月3日発行です。
<内容>
3 ブラジル点描  写真・文=仁尾 帯刀
4 移民 移民の肖像  写真・文=松本 浩治
7 ポルトガル語ワンポイントレッスン  文=Profa TATY
8 経済 摩訶不思議なブラジル経済  文=加山 雄二郎
10 ブラジル社会レポート 大統領選がいよいよスタート  文=美代 賢志
12 文化 ブラジル版百人一語  文=岸和田 仁
14 音楽 新・一枚のブラジル音楽  文=青木 カナ
16 インターナショナル・ニューカマーズ・クラブ 
  文 =東 リカ
18 PINDORAMAグルメ情報Ⅰ
20 新連載 ブラジル面白ニュース 
  文 =門脇 さおり
21 シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園 
  文・写真 =山本 綾子
25 PINDORAMAグルメ情報Ⅱ
26 フルーツ王国ブラジル  文=おおうら ともこ
27 料理 手軽にご馳走  文=高山 儀子
28 新連載 パッサリニャー ブラジルの鳥を見に行こう 
  文=服部 敬也
29 ブラジルでボクシングを始めてみませんか
30 ブラジルで活躍する日本人ピラルク養殖 鴻池龍朗氏
32 サッカー 復帰したロナウドの可能性  文=下薗 昌記
34 PC パソコン何でも相談室  文=かわもりた かずみ
36 移民 各国移民レポート 台湾編  文=おおうら ともこ
39 イベント情報 コンサート/展覧会/映画
42 読者のページ
43 ショッピングピンドラーマ
44 メトロ路線図
45 レストラン紹介ぶえの
46 レストラン紹介レストラン銀座

2009年3月28日土曜日

ブラジルの歌姫 ルアーマ LUAMA コンサート開催!!


ブラジル音楽の世界で近年熱い注目を浴びている女性歌手・ルアーマLUAMA。昨年ニューアルバムを発表後、ブラジルトップレベルの歌唱力にさらに磨きをかけた彼女のコンサートが開かれます。ボサノヴァファン、MPBファン、サンバファン必見です!!

日時:4月3日 昼12時
場所:Centro Cultural São Paulo
            Rua Vergueiro ,1000(地下鉄Vergueiro駅すぐそば)
入場料無料

2009年3月27日金曜日

Pindorama4月号もうすぐ発行!!


ピンドラーマ2009年4月号は、4月3日発行です。


<内容>

3 ブラジル点描  写真・文=仁尾 帯刀

4 移民 移民の肖像  写真・文=松本 浩治

7 ポルトガル語ワンポイントレッスン  文=Profa TATY

8 経済 摩訶不思議なブラジル経済  文=加山 雄二郎

10 ブラジル社会レポート 大統領選がいよいよスタート  文=美代 賢志

12 文化 ブラジル版百人一語  文=岸和田 仁

14 音楽 新・一枚のブラジル音楽  文=青木 カナ

16 インターナショナル・ニューカマーズ・クラブ 
  文 =東 リカ

18 PINDORAMAグルメ情報Ⅰ

20 新連載 ブラジル面白ニュース 
  文 =門脇 さおり

21 シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園 
  文・写真 =山本 綾子

25 PINDORAMAグルメ情報Ⅱ

26 フルーツ王国ブラジル  文=おおうら ともこ

27 料理 手軽にご馳走  文=高山 儀子

28 新連載 パッサリニャー ブラジルの鳥を見に行こう 

  文=服部 敬也

29 ブラジルでボクシングを始めてみませんか

30 ブラジルで活躍する日本人ピラルク養殖 鴻池龍朗氏

32 サッカー 復帰したロナウドの可能性  文=下薗 昌記

34 PC パソコン何でも相談室  文=かわもりた かずみ

36 移民 各国移民レポート 台湾編  文=おおうら ともこ

39 イベント情報 コンサート/展覧会/映画

42 読者のページ

43 ショッピングピンドラーマ

44 メトロ路線図

45 レストラン紹介ぶえの

46 レストラン紹介レストラン銀座

2009年3月9日月曜日

サンパウロC級グルメ探訪


アクリマソンの頑固オヤジ

昔、日本には頑固オヤジの店があった。客として暖簾を潜っても、「いらっしゃい」の一言もなく、カウンターの奥からジロリと睥睨され、なんだか場違いなところに踏み込んだ気がしながら、おそるおそる注文する、そんな店があった。

80年代のバブルの頃は、にわか頑固オヤジの店がとりわけ増えたようであった。なかには愛想がないどころか、客のそそうを怒鳴り、食べ方の流儀を強制するといったトンデモ啓蒙主義の店まであったようだ。

バブル崩壊とともに、そんなふざけた店は消滅し、安価で画一的なマニュアルサービスのチェーン店がはびこるとともに、昔ながらの頑固オヤジの店もまた消えていった。

どっこいブラジルでは頑固オヤジの店は存在する。アクリマソン地区にある、エスペチーニョを扱うバールもそんな店のひとつである。

初めてその店を訪れたのは1年近く前のことである。店に面した歩道にコンロを置いて、むっつりした顔で串肉を焼いているオヤジに声を掛けたが、オヤジは眉ひとつ動かさず、白い口髭をたくわえた黒い顔を串肉に向け、黙々と焼き続けている。

こちらもムッとしながら再度声を掛け値段を尋ねると、横柄な物言いで答えるが、視線は串肉に落としたままだ。客を客と思わぬ態度にたいそう腹が立った。

以来2回3回と足を運び、ときには友人達も連れて行き、オヤジはもはや私の顔を覚えているのであろうが、顔を合わせても木で鼻をくくったような態度は変わらない。

こんな失敬な彼の店に幾度と無く足を運ぶにはわけがある。彼が焼く牛肉のエスペチーニョはこれまで私が食べてきたものに比肩できないほど素晴らしく美味しいのだ。

まずはそのボリュームだ。路上の屋台の串肉に比べてふた回りは大きい。そして肉質。噛んだ時の柔らかさといったら、フィレ肉のような上品な歯ごたえだ。さらにその味。脂の乗った肉汁には上質のサーロインステーキのような旨みがある。加えてファローファ。ブラジルならではの、肉の表面にまぶすマンジョッカの粉をファリーニャと言うが、ファローファはファリーニャにタマネギ、ベーコン、タマゴ等を加えて炒めたものである。サンパウロの屋台のほとんどはファリーニャしか置いていないが、この店は自家製のファローファを惜しげもなく皿に山盛りに盛り付ける。とどめは週末のサービスだ。金、土にはビッフェにレタスのサラダ、タマネギの油漬け、トマトとタマネギの酢漬け、ガーリックトーストが用意され、それらが食べ放題である。

これだけの料理が、たったの3レアル(約120円)で食べられるのだ。これだけのコストパフォーマンスは、まず他にお目にかかれないだろう。オヤジの無愛想が癪でたまらないのだが、それでも料理の誘惑には勝てず、足を運ばずにはいられないのだ。

当然ながら串焼肉の売れ行きは良い。午後7時頃には人気の牛肉は売切れてしまう。そのため仕事が終わり急ぎ駆けつけても食べ損ねたことしばしばだ。需要はあるはずなので、もっとたくさん作ればいいと思うが、頑として量を増やさないところが頑固オヤジの面目躍如たる所以である。

煮ても焼いても食えそうに無いオヤジに私も対抗したことがある。あるとき運ばれてきた串焼肉が冷めており、やや硬くなっていた。焼きたてではなく、焼き上がってトレイに上げていたものを再度温めたものであった。

次回訪れた時、私は焼きたてを持ってくるように強く要望した。オヤジは「どっちも味は変わらない」と抗弁したが、私も譲らなかった。その後も注文するごとに焼きたてを要望する私に、さすがのオヤジもいつしか「お前の注文はこれだろ」とばかりに焼きかけの肉を指差すようになった。

初来店より半年が過ぎた頃だろうか、オヤジの私に対する態度がやや友好的になってきた。勘定を払って店を出る時など、「ありがとう、アミーゴ」と声を掛けられるようになった。

客として認められるようになるまで艱難に耐えなければならぬなど、馬鹿馬鹿しいようであるが、それでもオヤジとの間に一種の親近感が生まれたことは、まるで手の付けようの無かったジグゾーパズルにようやくピースがぽつぽつとはまり出したような喜びに似たものを感じる。

ただひとつ、この尊大横柄なオヤジは店のオーナーではなく、単なる従業員であるというのが、いかにもブラジルらしいとはいえる。

メニュー
・ 牛肉
・ 鶏肉
・ リングイッサ
・ 鳥の心臓
・ チーズ
全て3レアル

営業時間 午前7時~午後10時(エスペチーニョは午後6時より)日曜日休み。
場所 Rua Muniz de Souza, 713 - Aclimação
Rua Almeida Torresとの交差点角。

2009年2月26日木曜日

月刊ピンドラーマ2009年3月号

月刊ピンドラーマ2009年3月号、3月6日発刊です!

アマゾンの日本人入植80周年にちなんだマナウス紀行エッセイ、アマゾンの魚ピラルク、アマゾン地域出身の日系ミュージシャン、フェルナンダ・タカイなど盛りだくさん。
ブラジル発見当時の16世紀に「人喰い」インディオに拉致されたハンス・シュタデンの話は必読!

<内容>

#ゴム景気、自由貿易の街 マナウス
 写真・文 =青木 遼

#ヨーロッパ人の恐怖と驚き-「人喰い」の世界
 文 =おおうらともこ

#カーニバルの後 四旬節
 文 =ヴァウテル・アントゥネス

#ピラルクを食べよう

ブラジル点描
写真・文=仁尾 帯刀

移民 移民の肖像
    写真・文=松本 浩治

ポルトガル語ワンポイントレッスン

経済 摩訶不思議なブラジル経済
   文=加山 雄二郎

社会 「日常の変化」を防犯につなげる
   文=美代 賢志

文化 ブラジル版百人一語
   文=岸和田 仁

映画 ブラジル映画をを楽しもう
   文=佐藤 語

ブラジルの鉄人たち - イーゴール・デ・ソウザさん

PINDORAMAグルメ情報

フルーツ王国ブラジル
    文=おおうら ともこ

料理 手軽にご馳走
   文=高山 儀子

音楽 新・一枚のブラジル音楽
   文=WillIe WHOPPER

ブラジルで活躍する日本人 - ニッケイ俳壇選者 富重久子氏

サッカー リベルタドーレスの行方
   文=下薗 昌記

PC パソコン何でも相談室
   文=かわもりた かずみ

医療 ブラジルの医療事情
   文=秋山 一誠

イベント情報

コンサート/展覧会/映画

読者のページ

ショッピングピンドラーマ

メトロ路線図

東山農場紹介

2009年2月23日月曜日

ピラルク・パーティー



先週の2月16日、ピラルクを養殖する鴻池龍朗さんが日本人家庭の誕生パーティでピラルクを解体して料理を出すということで、同行させてもらった。
薄造り、から揚げ(塩味と生姜醤油味)、スープ(アラとニンジン、大根)、どれもおいしかった。
解体作業には子ども達も大喜び。




鴻池さんは昨年末のフジテレビ「新報道2001」に登場。未来の食資源として期待されている。
YuoTubeで見ることができる。
http://www.youtube.com/watch?v=aB20Yhh2LBw

鴻池さんのサイト

http://www.brasil-ya.com/kounoike/

「ピラルク養殖のすすめ」
世界最大級・世界最古の魚は、1億年の長き時を人々に役立つ日を夢見て待ちつづけていた。
白身のくせのない肉は、淡水魚の王様だ。
10cm程の稚魚は、1年間で10kgの大魚に育つ。
どんな環境におしこめられても1億年を生き続けた根性は半端ではない。
水中の酸欠も平気。直接空気を吸って生き続ける。
性格温和で、飼育しやすい素直な魚だ。
飼育効率は最高。


(川原崎)

2009年2月17日火曜日

加藤理恵さんとサッカーを観た


先週2月12日(木)、ブラジル訪問中のサッカージャーナリスト下薗昌記さんから、日本のタレントの女の子と一緒に、サンパウロ州選手権、サンパウロ対ポンチプレッタの試合を観に行こうというお誘い。

加藤理恵ちゃんという子で、サッカーの番組によく出ていたという。

日本を離れて長いのでよく知らない(ごめんなさい)。

でもサッカー大好きの礼儀正しいいい子でした。

お母さんが日系ブラジル人だとか。

この日の模様、彼女のブログに書いてます。


ちなみに彼女のピンボケの写真は私が撮りました(へたくそ)。

(川原崎隆一郎)

2009年1月28日水曜日

月刊ピンドラーマ2009年2月号


月刊『ピンドラーマ』2009年2月号は2月5日発行です。
今回の目玉は、アマゾン移民80周年にちなんだアマゾン紀行、カーニバルの楽しみ方、新企画の日本人以外の移民レポートなど。
連載の「ブラジル映画を楽しもう」では、夫婦の男女が入れ替わってしまうという可笑しな映画「もし私が貴方だったら」を紹介。
なくなってしまう前に配布ポイントへ急ぎましょう!
ご質問、ご意見等コメント欄へどしどしお寄せ下さい。

★『ピンドラーマ』2009年2月号の内容
「アマゾン入植80周年ジャングルにかける夢ベレン・サンタレーン」文=青木 遼
「フランス・ポストブラジルの風景画の傑作を生んだオランダ人」文=おおうらともこ
「各国移民レポート スペイン篇」文=おおうらともこ
「ブラジル点描」写真・文=仁尾 帯刀
「移民の肖像」写真・文=松本 浩治
「ポルトガル語ワンポイントレッスン」
「摩訶不思議なブラジル経済」文=加山 雄二郎
「カーニバルの楽しみ方あれこれ」文=美代 賢志
「新・一枚のブラジル音楽」文=臼田 道成
「ブラジル映画を楽しもう」文=佐藤 語
「PINDORAMAグルメ情報」
「 レストラン紹介 YOKA24」
「フルーツ王国ブラジル」文=おおうら ともこ
「手軽にご馳走」文=高山 儀子
「サッカー、サンパウロ州選手権の行方」文=下薗 昌記
「パソコン何でも相談室」文=かわもりた かずみ
「ブラジルの医療事情」文=秋山 一誠
「健康と解毒作用」文=当真 勉
「イベント情報」コンサート/展覧会/映画
「読者のページ」
「ショッピングピンドラーマ」
「メトロ路線図」
「レストラン紹介 STAR CITY」
「医院紹介 AKITA CLINIC」
「医院紹介 FERTICLIN」

2009年1月26日月曜日

サンパウロC級グルメ探訪


ピニェイロスの牛ハツ

ピニェイロスのブリガデイロ・ファリア・リマ通りとその周辺からエンブなど西部方面への郊外バスが発着している。鉄道路線網が充分発達していないサンパウロでは、これらのバスがサンパウロ市近郊に住む人々にとって重要な通勤の足になっている。

西部への近・中距離を結ぶ交通のターミナルという点では、ピニェイロスは東京でいうとさながら池袋といったところであろうか。とはいえ、その景観は巨大なターミナルビルと高層ビルが林立する現在の池袋と並び称するわけにはいかない。焼け跡のように平べったく広がるリマ通りにある、ターミナルというにはくちはばったい、母屋のない吹きさらしのバス乗り場から周囲を見渡すと、みすぼらしい屋台が岸壁にへばりつくカラス貝のごとく歩道にひしめいており、その光景は、実際に見たわけではないけれど、今から半世紀以上前の終戦まもない池袋の街にオーバーラップしてしまう。

このような煤けた街で必ずお目にかかれるのが一筋の立ち昇る煙、そう、串焼肉(エスペチーニョ)の屋台である。帰宅する通勤客で混み合う街区のあちらこちらで、人々の頭越しに煙が立っている。仕事を終え空腹を引きずる身体にとって、炭火で焼かれた肉の香ばしい匂いはさぞかし鼻腔をくすぐるのだろう。夕刻にはどの屋台にも数名の人だかりがある。

私もその人だかりに加わるひとりである。数あるピニェイロスの串焼肉の屋台の中で、私の行く店は決まっている。バイーア州出身のルイの屋台である。彼が焼く串肉のなかに、ブラジルでは珍しい牛の心臓―ハツがあるからだ。

もっとも彼に聞いた話しでは、彼は仲間と一緒に牛ハツを購入し捌き分けるようだ。だからこの界隈には他にも牛ハツを扱っている屋台があるらしい。それでも私が必ずここを訪れるのは、ルイの人柄が気に入っているからだ。

紺碧の海に燦燦と輝く太陽のように彼の性格は明るく、人なつっこい笑みをたたえながら、口を開くと冗談がさざ波のようにこぼれる。彼を慕う人間達、その多くはバイーア出身者であるが、人の良いルイをからかいつつ、彼の串焼き肉を頬張る。

あるとき酒が入り気の大きくなった私は、通りがかりの物乞いの老婆が串肉をねだるのを見て、彼女に串焼きを奢る気になった。彼女に串焼きを渡すよう彼に命じたのだが、彼はちょっと困った顔になって、それでも彼女に串焼きを渡した。

老婆はむしゃむしゃと食べ始めたのだが、まもなく串から口を離し、突然ルイや私に向かってののしり始めた。いったい何が起こったのかと私は面食らったが、彼女の挙動から、すぐに彼女が正気ではないことを悟った。彼女は誰彼となく見境なく吼えるように悪態をついて、一向に立ち去らない。温厚なルイもさすがに手を焼いて、彼女を叱り、追っ払った。

私の指示に彼が困った顔になったのも当然であった。あの場合、かかわり合いにならずにやり過ごすに越したことはなかった。下手にかかわると疫病神を引き入れることになる。

屋台で販売する1日の間、さまざまな人間が訪れる。なかにはたちの悪い連中もおり、そのような連中をうまくあしらう術を身に付けなければ商売に差し障る。屋台を営業するのは簡単なように見えて、けっこう大変だ。

もっともルイはすぐに明るいいつもの態度に戻り、快活な調子で冗談を言い、私はそんな冗談のほとんどが理解できないながらも、温かい彼の人柄によって、心の凝りがほぐれていくような気分になってピンガの杯を重ねた。

勘定をする時分には、申告する串焼きの本数があやふやになるほど酒が回っており、老婆にあげた串焼きの分を勘定し忘れたのに気付いたのは、翌朝ベッドで目を覚ました際のことであった。


メニュー
・ 牛肉
・ 牛ハツ
・ リングイッサ
・ 鶏肉
全て1.5レアル


場所 

Rua Martim Carrasco 

Largo dos Pinheirosの近く

2009年1月7日水曜日

PINDORAMA 1月号発行!!

PINDORAMA 1月号Vol.31が発行されました。
今号の目玉は2本の旅行記事。
ベテランガイド服部敬也氏の「意外と身近な秘境 パンタナールの牧場ホテル」と、
青木遼氏の「数万年の水の記憶 氷河とペンギン パタゴニア」。
他に
ブラジル点描 / 仁尾帯刀
移民の肖像/松本浩治
ポルトガル語ワンポイントレッスン
摩訶不思議なブラジル経済/加山雄二郎
ブラジル最大の宝くじ メガ・セーナ/美代賢志
ブラジル文学周遊/中田みちよ
新・一枚のブラジル音楽/青木カナ
手軽にご馳走/高山儀子
フルーツ王国ブラジル/おおうらともこ
サッカー 全国選手権総括/下薗昌記
パソコン何でも相談室/かわもりたかずみ
イタリア移民の工業王 フランシスコ・マタラゾ/おおうらともこ
ブラジルの医療事情/秋山一誠

(布施)