2010年8月12日木曜日

バスのおもひで。②

みなさん、こんばんは。


木曜日の男、きたです。



木曜日の男、またバスについて語らせて下さい。

前回は、バスでのイラッとした出来事を書きましたが、

今回は(今回も?)日本のバスとの違い。



まず、びっくりするのが、お客さんが座るのを待たずに急発進する事。



日本では、年配の方、足の不自由な人、その他もろもろ危険を考えて、

席に座るまで待ってから発進します。

むしろ、席が空いてるのに、座らなかったら運転手から「座って下さい。」

とまでアナウンスが流れるほど。



しかし、サンパウロは扉が閉まると同時に発進します。

最初、あまりの乱暴さに「オイオイ。」と口に出てしましました。

しかもクラッチの繋ぎ方が下手なため、(車が悪いのかもしれませんが…)

ガックンガックン進みます。



超キケンです。

すぐに手すりに掴まって下さい。



この前は、降りる際にカバンが椅子に引っかかってしまい、
少し遅れてバタバタと降りたのですが、

降りる途中に扉が閉まってしまい、手とカバンだけが外に出た状態で扉が閉まりました。

日本と違い、運転手がマメにルームミラーを確認する事なんてありません。

もう、前回と同様に日本語で叫びました。



「あけろー。扉をあけろー。こらー。」



もう、この状況に笑いすら出てました。



しかし、運転手や会計係は全く気づく気配がありません。



「おーぃ。あけろー。このあほー。腕だけ降ろしてどうするんだー。」



日本語だからバカにする言葉を言っても分かりません。



このまま発進しそうです。



いや、しました。



あぁあ、この状態で私は次のバス停まで、

カバンを外に出した状態で行くのでしょうか・・・

想像したらマヌケすぎて、笑ってしまいます。



諦めかけた時、

ぼくの状態に最後尾にいた乗客が気付き、大きな声で叫びました。



運転手は気付きすぐにバスを止め、下ろしてくれました。





まだまだあります。日本と違う点。





ここのバスはめっちゃ飛ばします。

しかも、道路が凸凹なので、空を飛びます。

乗ってたらケツが浮きます。

さながら、ジェットコースターのようです。

急停車、急発進は当たり前です。

乗客の乗り心地なんて関係ありません。



宙に浮いた時、横に座っている人と顔を見合わせて笑います。



ブラジルのバスはそんな感じです。

当たり前の日常です。





あと、案内がありません。

次にどこのバス停に止まるのかわかりません。

むしろ、乗る時バス停の印がショボイです。

分かりません。気付きません。



なんか棒らしきものが立っている。

それが目印です。



なんか、人が集まって道路を見ている。

それが目印です。



バス停にはどこに行くバスが通るのかなんて書いていません。

不親切です。



バスにちっちゃく表示されていますが、

バスの動きが速いので、動体視力が必要です。



ブラジル人はとにかくバスを止めて、運転手に「どこまで行くの?」って聞きます。



つまり、言葉の分からない外人には不親切です。



さらに、時間通りに運航されている感じがしません。

日本では、「何時、何分にこのバスがつきます。」

とバス停にタイムスケジュール表示されていますが、

こっちでは、そんなものありません。



ただ、待ってれば来ます。

中心地では、数分間隔、

いや、数分感覚で来ます。



私は公共交通機関で営業をしていますが、

バスを使う時は、グーグルマップを使います。

それに、バスの番号が載っていますので、

それを参考にバスに乗ります。



サンパウロのバスは複雑に入り組んでおり、

住んでいるブラジル人でさえ、バスの交通網を把握できていません。

ブラジル人に聞いても分からない事が多いので、

是非、グーグルマップを活用下さい。



なんか、2週続けてブラジルのバスの不満を言ってしまいましたね。

でも、そればかりではありません。

次週は、公共交通機関で発見した、ブラジルの素晴らしい所をお話します。



おっと、時間がきてしまいました。

それでは、また来週の木曜日に会いましょう。



木曜日の男、きた。

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