2012年3月15日木曜日

路上うんち君

皆様こんばんは。
木曜の男のキタと申しますが、失礼してよろしいでしょうか?

今週は、すこしお下品なお話です。
お食事中の方はデザートにかりんとうを、
お食事がまだの方は、カレーなどいかがでしょうか?

私はブラジルでは、下を向いて歩きます。
路上のうんち君が怖いからです。

ブラジルは(ペルーも一緒でしたが)、野良犬が多く、自由にブリブリしています。
野良犬とは言っても、彼らは非常に大人しく、人間に危害を加えることはありませんし、
中にはイケメンで賢い野良犬もいるので、むしろ連れて帰りたくなる位です。

そうは言っても、彼らの生産するうんち君は絶対に踏みたくはない。
踏んでしまったら、その日は一日中、ブラウン…いや、ブルーになってしまいます。
テンションなんて、そりゃぁもう、ダダ下がりでございます。
だから私は、そうならないように常に下を見て歩くのです。

そんな日々で、どうも違和感を感じたんです。
ブラジルで見るうんち君達が以上に大きい。

どんなインプットすれば、こんな大きなアウトプットができるのか?
食べる量が違うのか?
主食である豆を食べれば、うんち君は膨張するのか?

実に不思議で、友人に聞く。

友 「あぁ、あれね、生産者は人間だよ。」


私 「はぁぁぁ??うそだぁ!!人が?路上で?」

そんなわけはない。
見晴らしのいい路上で、堂々とするわけがない。
こいつは、おれをからかっている。いつものように。
ははは。こやつめー。





ある日、仕事が長引きそうなので、先に晩御飯食べようと行きつけのお店へ。
向かう途中で、挙動不審な人を発見。
彼は周りをキョロキョロして、路上駐車している車の陰に向かう。

これは、車泥棒もしくは、車上荒らしてやつだ。
見た目で判断してはいけないが、いかにもって感じの男だ。
不謹慎ながらも、初めて現場に遭遇する事に興奮してしまう。


彼は、車の陰に隠れ、しゃがんだ。

どんな風に犯罪を犯すのか見届けてやろうと、遠巻きながらも彼サイドに回りこむ。

なぜか、おけつ丸出し。

そうか。この人は下半身を丸出しにしないと、車をこじ開ける力が出ないんだな?

いやいやいや・・・


彼は今、まさに うんち君 をひねりだそうとしています。
しかも、路肩にではなく、普通に人が通る歩道にオケツを向けています。


向きが逆だろっ!(ツッコむとこはそこじゃない・・・。)


即座に進行方向を変えながらも、思わず日本語で言ってしまいました。
排泄音なんて聞きたくもないので、足早にその場を去りましたが、
食事の前に気持ち悪いものを見たと、気分が悪くなりました。



友人の言ってたことは、本当でした。
あの日、路上のど真ん中で存在感のあった、どでかいうんち君も、

あの日、狭い歩道で幅をきかせてあったから飛び越えるしかなかったうんち君も、

これはひょっとして、何かのメッセージなんじゃなかろうかと、
立ち止まってしまうほどに絶妙に配置されたうんち君達も、


み~んな、人間の仕業でした。

まぁ、それらの生産者のほとんどは、ホームレスの方達だそうです。

この地では、公衆便所が全くと言っていいほどありません。
一般の方はバール言われる軽食屋やそこらへんのお店でトイレを借りて用を足しますが、
彼らは、衛生面からも入店自体を拒否されます。
すると、やはり青空の下でしか用を足せないのでしょう。

ひょっとしたら、どうしようもない自分の境遇を憂いて、
この方法で世の中に牙をむいているのかもしれませんし、

ホームレス同士のナワバリアピールなのかもしれませんし、

ただ単純に、本当に緊急で不可避な状態だったのかもしれません。


でもね、一言言いたい。

真ん中でするのはダメ!絶対。




では、一句。

    あらあらまぁ、

       トウモロコシを

           食べたのねぇ。


って健康チェックしてる場合かっ!
汚い話でごめんなさい。
では、また木曜日にお会いしましょう。


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